介護業界におけるミドル世代の活躍が目立っています。
その主な理由には、新たに介護職にチャレンジしてみようとするミドル世代の女性が増えていること、それに、転職者を介護業界が積極的に受け入れていることにあります。
まず、ミドル世代の増加傾向が目立つ背景としては、子育てが一段落し、なにか新しいことにチャレンジし、手に職をつけたいという女性の参入が相次いでいることが考えられます。
特に、介護の仕事は資格を取得すれば誰でも参入することができるため、それまでの経歴はあまり問われることがありません。
そこで、子育てを終えたミドル世代の女性たちでも、躊躇することなく介護の仕事を始められることが、女性の参入を後押ししています。
さらに、フルタイムや正社員のみならず、パートタイムなど生活スタイルに合わせてフレキシブルに働くことができるのもミドル世代の女性にとっては好条件となっているようです。
次に、介護職は転職者を積極的に受け入れています。
現状においては、介護業界は人手不足に悩まされており、とにかく人材を確保することが大きな課題となっています。
そこで、他業種からの転職者を積極的に受け入れることで、人材確保に努めているのです。
また、介護職というのは資格職であるため、転職者であっても将来的なキャリアパスを考えながら働くことが可能です。
そのため、未経験者であっても目標を持ちながら実務経験を積む事が可能なのも新規参入が増えている要因となっています。